SNSマーケティングは基本的に無料でアカウントを開設でき、コストをかけず運用できるため、中小企業も多く参入しています。うまく活用することで大企業にも勝てるSNS運用。しかし「何から始めたらいいかわからない」「どんなアカウントを運用すべき?」というマーケティング担当者もいらっしゃるのではないでしょうか。
FacebookやInstagram、TwitterとさまざまなSNSがあり、どれを導入するかは悩みどころ。
最近ではTiktokやYouTubeといった動画市場も購買につながりやすいと人気です。
そこで、この記事ではSNSで成功している企業のアカウントを15社ご紹介!
「開設したのにフォロワーが増えない」と悩む企業の担当者向けに「成功事例に共通する人気の秘訣」をプロがわかりやすく解説します。
さまざまな企業のSNS運用を手がけた弊社が役立つ情報を厳選していますので、これを読めば、「どのような企業アカウントが人気なのか」「人気になっている理由」がわかります。
SNS企業アカウントを運用するメリット
SNSで企業アカウントを運用するメリットとして、次の2つが挙げられます。
低コストで認知拡大・集客ができる
SNSは低コストで認知拡大、集客が可能。なぜならSNSの特徴はなんといっても利用者の多さ。世界中で何億人、日本国民の8割が利用している媒体もあり、それらのユーザーに投稿のシェア機能で次々と拡散されていきます。
同じ数の人に営業をしたり、広告を出稿したりすれば、莫大なコストが必要です。
一方でSNSはアカウント作成が無料、自社でも運用することが可能。
そのため、「なるべく費用を抑えたうえで、知名度UPを図りたい」という中小企業におすすめのマーケティング手法でしょう。
イメージ戦略・ブランディング効果が高い
SNSマーケティングは、ブランディング効果が高いといえます。
なぜなら、SNSで発信する情報の「世界観」を統一すれば、自社がユーザーに持ってもらいたいイメージを定着させられるため。
ブランディングとは、たとえばリンゴのマークを見たときに「iPhone」や「アップル社」といったように連想させること。ほかにも
ディズニーリゾート=夢の国
日産=クルマに乗る楽しさ
といったように、企業名やその企業の主力商品(サービス)のブランディングがうまくいっている例をこの記事でも紹介しています。
気軽に情報共有できるSNSだからこそ、使い方次第で多くのメリットを得られます。自社商品・サービスをしっかり打ち出し、ユーザーの心を惹きつける情報発信を行い、しっかりと自社のブランディングを強化していくと良いでしょう。
人気の企業アカウント3選|Facebook
Facebookは実名制のSNSで、ユーザーが登録する情報が多いためターゲティングがしやすく、広告の精度が高いです。お店や小規模企業など、ホームページ代わりにしているケースも目立ちます。
イベント告知や参加者募集などをFacebook上で完結できる仕組みとなっているため、“企業の広報ツール”としても活用しやすいでしょう。日本国内では30~50代と利用者の年齢層が高めでターゲットが限定されますが、世界中でもっともユーザーが多いSNSなのでグローバル化を目指している企業におすすめ。Facebook単体では成果が出せない場合はInstagramやTwitter、ホームページと連携しやすいのがメリットです。
ユニクロ
100万件を超える“いいね!”を獲得している、日本発のファストファッションブランド「ユニクロ」の公式アカウントです。基本的には、1日1~2回ページが更新されていて、最新情報が把握しやすくなっています。
また、TwitterやInstagramなど、ほかのSNSと共通のハッシュタグもあわせて投稿している点にも注目!
ほかの媒体とも連動を図り、一人でも多くの人に投稿を見てもらえるような導線を組み込んでいます。
加えて、写真や動画を用いた「商品紹介」「キャンペーン・フェアの告知」などが多く掲載されていますが、以下のようなコンテンツも展開しており、非常にバラエティ豊かです。
- ファッションコーディネートの提案
- スタッフがおすすめしたい商品紹介
- 全国のユニクロ店舗をそれぞれ紹介(人気アイテムをはじめ、地元おすすめのスポットやグルメなどを掲載)
- 自社が提供しているテレビ番組の宣伝
- 著名人へのインタビューをはじめ、さまざまな記事へのリンク
- 自社製品を愛用しているスポーツ選手の試合結果
このように「ファッションが好き」「ユニクロのファン」というユーザー以外に対しても、積極的にアプローチすることに成功。さまざまなユーザーの気持ちに寄り添ったうえで、幅広い層に受け入れられるコンテンツを提供できています。
Relux
株式会社Loco Partnersが運営する会員制宿泊予約サイト「Relux」。
Reluxでは、“旅のプロが満足度の高い一流の旅館・ホテルのみを厳選、会員に提供しているサービス”を展開しています。そういった企業イメージと沿うような、“権威性がある・高級感がある・落ち着いた雰囲気”が伝わる写真や動画が、全体的にセレクトされている印象です。
また、アカウント自体の統一感も注目すべきポイント。宿の部屋から見える風景や宿自体の雰囲気など、“その施設ならではの魅力”が一目で感じられるコンテンツが主に投稿されています。
「写真を通して、自社サービスをPRできている」「企業コンセプトにマッチするコンテンツを、ブレずに提供できている」ことによって、自社のブランディング効果を高めることに成功しているアカウントと言えます。
花王
出典:花王 Facebook
暮らしに関連するさまざまな商品を展開している「花王」の公式アカウントでは、次のような日々の生活に役立つ情報を積極的に発信しています。
- ヘルスケア、洗濯
- フードロスを減らすためのレシピ
- 暮らしにまつわるクイズ出題
- 商品の使い方を説明するコンテンツ
- 自社が関連するイベントの案内
更新頻度も“1日に1~2回ペース”と比較的多く、最新情報がタイムラインに埋もれにくくなっている点もメリット。
加えて、「読んでいて心地良い」「もっと情報を知りたい」と、ユーザーに思わせる“優しさを感じる文体”も魅力でしょう。
また、ユーザーへのコメント返信などにも丁寧に対応しており、自社ファンを大切にしている姿勢が伝わってきます。Facebookを通じて、顧客との良好な関係を築けている印象を受けました。
人気の企業アカウント3選|Instagram
Instagramは、写真や動画などのビジュアルに特化したSNSです。トレンド性が高く、商品やサービスを視覚的に訴求することが可能。投稿のほか、ストーリーズやハイライトなどの機能を使うことで、ホームページのような役割も果たせます。
拡散力は低めですが「検索機能」により、ハッシュタグ(#)や投稿文でユーザーに検索されます。「投稿をチェックして、実際に商品の購入を決めた」というユーザーも多く、実際の購買(アクション)につながりやすい点も魅力でしょう。
Tasty Japan
アメリカのWebメディア BuzzFeed(バズフィード)が運営する「Tasty Japan」。“見て幸せ、作って楽しい”がテーマの料理動画をメインに投稿しており、非常に人気があるアカウントです。2021年12月時点で、フォロワーは700万人を突破しました。
- ケーキ・サンドイッチの断面
- カラフルな色が目を引く料理のアップ
- かわいらしいキャラクター・動物をデザインしたスウィーツ
など、インスタ映えする料理動画がメインに掲載されています。
Tasty Japanが提案しているメニューの種類は幅広く、バラエティも豊富!ユーザーが定期的にアカウントを訪問しても、飽きにくい工夫が随所に取り入れています。
日産
出典:日産 Instagram
自動車メーカーの「ニッサン」の公式アカウントには、車好きでなくても見入ってしまう“スタイリッシュな写真”がメインに掲載されています。
- モデルを起用、“ファッションスナップ”を連想させる写真
- 美しい風景と車がマッチした、きれいなイメージの写真
主に上記のようなものが多いです。また、車全体を掲載したり、ライトやハンドルなど部分だけ掲載したりと、さまざまな撮影テクニックを駆使している点も特徴的。全体的にメリハリをつけることで「見ていて楽しい」「もっと読みたい!」と、ユーザーが感じるアカウントが完成しています。
東京ディズニーリゾート
出典:東京ディズニーリゾート
「東京ディズニーリゾート」の公式アカウントには、「思わず足を運びたくなる臨場感ある写真」「幻想的な写真」などが数多く掲載されています。夢の国のイメージに沿った写真で統一。“一般ユーザーによって作られたコンテンツ”を指す、UGCも充実。さまざまなユーザーとのコミュニケーションが生み出されることで、ファン育成にもさらに効果を発揮することでしょう。
人気の企業アカウント3選|X(旧Twitter)
X(旧Twitter)は、140文字以内で気軽に投稿できる独自のスタイル。
ほかのSNSよりも、“拡散力が高く、リアルタイム性に優れている”特性を活かせば、広報目的としても活用しやすいでしょう。
国内企業の半数以上が、Xを運用しており、ユーザーとのコミュニケーションや「ブランドイメージの向上」「ニーズ調査」などの場面で取り入れています。デメリット面として炎上しやすいというリスクがあり、企業アカウントの運用にはリテラシー教育が必須。気軽に投稿できるとしても一つひとつの文章をダブルチェック、トリプルチェックし、ポジティブにバスる投稿を目指して慎重に運用しましょう。
ローソン
出典:ローソン X
大手コンビニ「ローソン」による公式アカウントでは、独自キャラクターの“あきこちゃん”による情報発信が行われています。具体的に発信している情報としては新商品・割引情報などがメインですが、キャラクターを通して紹介することで、ユーザーへの親近感をアピール。
企業と個人にある壁を良い意味で崩し、一気に距離感を縮められています。
また、基本的にすべてのポストが画像や動画、Webサイトリンク付きで投稿されており、ユーザーが気になった情報をよりキャッチしやすい仕組みに。
加えて、定期的にリツイートで当たるキャンペーンや割引情報を発信することで、「アカウントをフォローしたおかげで、メリットを得られた」という印象をユーザーに与えられています。+αの情報を積極的に提示してユーザーの満足感を満たし、ファンになってもらうことに成功している事例だと言えるでしょう。
キングジム
出典:キングジム X
さまざまな文房具を展開する「キングジム」では、思わずクスッと笑顔になりそうな、ユニークな投稿が目立っています。商品情報のポスト・同社製品を愛用しているユーザーの投稿を積極的にリポストしている点が特徴。ほかの企業ともX上の交流が盛んに行われており、多くの業界から信頼を得ていることがわかります。
また、Xがきっかけで商品化につながった実績も。
ユニークなアイデアが盛り込まれた「円周率ノート」は、本来没になるはずの製品でしたが、多くのユーザーから商品化の希望が殺到したそうです。その結果、他社のオファーによって発売が決定して話題となりました。
皆様、この投稿を覚えておいでだろうか…? https://t.co/kkk418rE5S — キングジム (@kingjim) June 19, 2017
皆様、この投稿を覚えておいでだろうか…? https://t.co/kkk418rE5S — キングジム (@kingjim) June 19, 2017
日頃から積極的にユーザーと関わり、信頼関係を構築できていたからこそ、このようなケースにつながったのでしょう。2021年12月時点で、フォロワーは42万人を超えており、現在も幅広い人に支持されています。
タニタ
出典:タニタ X
健康にまつわる数多くの商品・サービスを展開している「タニタ」の公式アカウントでは、“中の人”の個性を前面に押し出したポストが人気です。新商品やキャンペーン情報のみならず、このような個性あふれる投稿が数多く掲載されています。
- 担当者のプライベートが垣間見える写真、テキスト
- 今日聴きたい曲の紹介
- 自社でアップロードした動画のPR
- ユーザーへのアンケート実施(※不定期にて開催)
企業イメージが良い意味で覆されるような、ラフな雰囲気が伝わる投稿が当アカウントの魅力でしょう。いいね!やリポストなど、実際に投稿を見て反応するユーザーが目立っている印象です。
人気の企業アカウント2選|Tiktok
10代~20代の若い世代で利用されているTiktokは、無料で多彩なエフェクトを使えるため、簡単にクオリティの高い動画を作れるのがポイント。
Tiktok自体がまだ新しいSNSなので競合が少ないことがメリットですが、ユーザーの年齢層が低いためターゲットが合っているかどうかが課題です。トレンドを生み出すSNSで、最新の流行を取り入れた動画を投稿すればヒットしやすいでしょう。
ドミノピザ
@dominos_jp そりゃピザだもん。IB: cocoro.uk #ドミノピザ#空耳#title#誰かに話したい#hello2022♬ title – 菜 奈
インフルエンサーを起用した動画や、流行の曲を活用した動画を多く投稿しているドミノピザ。歌詞の空耳をうまく利用した動画は「面白すぎる」と企業の公式アカウントらしくない投稿でバスりました。
トレンドをおさえたハッシュタグの使い方や、「#ドミノチーズ100万」といった視聴者が楽しめるキャンペーンの施策がうまく、好感度アップに成功できた事例といえます。
ロート製薬
@rohtotiktok ついついケチっちゃう方いませんか?#スキンケア#化粧水#プチプラスキンケア#美容♬ 曲 ver and lightly with popular music ver ver live performance acoustic – andoriki
自社商品を使ったスキンケア動画を多く配信しているロート製薬。化粧水の使い方を動画で見られるため、人気のアカウントです。
製薬会社とTiktokとは意外な組み合わせですが、プチプラな化粧水は若い世代にも支持されており、うまくターゲットが一致している事例。流行の曲に乗せたテンポの良い動画で、ユーザーが知りたいと思う知識を発信しているのが成功の秘訣といえるでしょう。コメントへの丁寧な返信で好感度を上げ、ロート製薬のTiktokアカウントは企業と商品、両方の知名度アップになっています。
人気の企業アカウント2選|YouTube
動画配信のパイオニアであるYouTubeは、歌手や有名人がチャンネルを多く開設しており、安定した地位を保っています。他のSNSがスキマ時間にスマートフォンでも楽しめる短尺動画を投稿するのに対し、YouTubeは1時間を超える動画も珍しくなく、トレンドに左右されないことから個性を出しやすいというメリットがあります。
企業アカウントでも中小企業の社長や担当者など個性的なキャラクターを押し出した動画が目立ち、サービスや商品をじっくり解説できるので長期的なファンを育成しやすいでしょう。動画が自社の資産として残りやすく、人気動画を横展開できるためコストをかけてもYouTubeを一つの事業として取り組むのがおすすめ。他のSNSと比較すると中長期的に考えることが成功の秘訣です。
佐藤葬祭
葬儀屋「有限会社佐藤葬祭」が開設したYouTubeチャンネルです。
「葬儀で起こりやすいトラブル」「なぜ撮影禁止なの?」など葬儀に関する知識をオーナー自らが独自のキャラクターで歯切れよく解説しています。約1000本という豊富な動画コンテンツ量と、さまざまな知識を網羅していることで、葬儀に関して困っているユーザーの役に立つアカウントといえます。
葬儀に関する疑問は人に聞きにくく、インターネットで検索するユーザーも多いため、需要に答えることで葬儀というマイナーなジャンルながら視聴者数を伸ばし続けています。際立つオーナーの個性と圧倒的な動画本数で競合他社を寄せ付けないスタイルは、簡単にはマネできませんが、中小企業でもYouTubeを使いこなせば成功できるという良い例になるでしょう。
ハードオフ筑後店・ハードオフ久留米国分店
リサイクルショップ・ハードオフの店員が演奏して歌う動画を投稿している、ハードオフ筑後店ハードオフ久留米国分店YouTubeチャンネル。ハードオフは中古品の買取販売を行っており、演奏に使用している楽器はすべてジャンク品。
「ハードオフ店員が壊れた楽器でT.M.RevolutionのWHITE BREATHを演奏」は470万回再生され、他にも有名な曲やアニメ主題歌を壊れたキーボードやギターで演奏し、自ら歌っています。演奏や歌唱レベルの高さと「ジャンク品」というギャップから視聴者を驚かせ、再生回数を延ばし続けているのです。
また動画冒頭にテンポよく「一緒に働く仲間を募集!」というメッセージを挿入し、求人も募集。スタッフが楽しそうに演奏することで店舗の雰囲気を伝え「働きたい」と思わせることに成功している事例と言えるでしょう。
人気の企業アカウント2選|LINE
日本国内の70%以上が利用するLINEは、非常に高い集客販売効果が期待できます。しかし他のSNSと違い一対一のコミュニケーションツールとして発展していったLINEは、運用が難しいのも事実。
- スタンプ配信
- クーポン配信
- キャンペーン
といった、投稿やメッセージだけではない施策を合わせて行うのが良いでしょう。
LINEで予約やショップカードといった機能が充実していることから、店舗がある業種向けだといえますが、店舗がない企業でも、一対一でコミュニケーションが取れることから電話応対をLINEメッセージに代えることでコスト削減できた事例があります。幅広く活用できるSNSなので、まずはLINEの機能を理解することが始めると良いでしょう。
株式会社澤井珈琲
コーヒー・紅茶の老舗専門店である澤井珈琲では、近年メルマガの開封率の低さに悩み、公式LINEアカウントを開設。
朝のコーヒーを飲んでいる時間帯に商品PRメッセージを配信する、休日にセールのお知らせを配信する、といった施策で、ECサイトのコーヒー豆の売上を伸ばすことに成功しました。
このようにメッセージ配信の時間帯を工夫することは、LINE公式アカウント運用のコツです。
株式会社セントメディア
SNS運用は主に売上アップを目的に行われますが、LINEを活用してコスト削減を成功させた企業もあります。
保育士人材の派遣を行っている株式会社セントメディアは、登録したスタッフの対応を電話からLINEに変更。電話にかかる人件費を減らすことができました。LINEと連携できるツールも多数開発されており、自動応答ができるツールで顧客対応の負担を軽くできるなど、業務効率化も目指せるでしょう。
SNSで人気がある企業アカウントの共通点3つ
SNSで人気がある企業アカウントの共通点としては、以下の3つが挙げられます。
- 親近感・個性を適切にアピール
- 魅力的なキャンペーンを実施
- サポート体制が充実している
それでは、それぞれを詳しく解説していきます。
1.“親近感・個性”を適切にアピール
“親近感”をうまくアピールできている企業アカウントは、ユーザーからの人気が高いです。
企業の壁を取り除き、ユーザー目線に立ち信頼関係を築けていることが重要。企業から単に情報発信するのではなく、ユーザーと双方向のコミュニケーションを取ると良いでしょう。
また、主にX(旧Twitter)に言えることですが、従来の企業イメージ良い意味で覆せるかという点にも注目。ユーザーがこれまでに企業に抱いていたイメージと、SNS上での「中の人の発言」のギャップが「何だか面白い」「興味が湧く」というプラスのものであれば、ユーザーの心をさらに惹きつけるでしょう。
結果的に、ほかの企業と差別化を図ることにつながれば、“個性”を発揮できることも多いです。そうすれば、ユーザーの記憶に残りやすくなるため、少しずつファンが増えていく可能性が高まっていきます。統一感がありながら良い意味で個性を出せるようなコンテンツにするのがおすすめです。
2.魅力的なキャンペーンを実施
魅力的なキャンペーンを実施している企業も多いですね。
日々のSNS運用に加えて、ユーザーが参加できる企画を取り入れれば「フォロワーの獲得」「新商品の認知拡大」につながるでしょう。
- ユーザーとの距離が縮まる
- ユーザーにお得感を与える
ローソンのように企業からユーザー側へ何らかのメリット・付加価値を提供すれば、さらに顧客満足度は高まっていきます。また、SNS上で実施したキャンペーンが話題になれば、拡散され、着実にファンも増えていくでしょう。
3.ユーザーとコミュニケーションを取っている
“人がSNSに何らかの投稿をしたとき=感情が動いたとき”と言われています。
それは「この商品を買ってよかった」「期待以上のサービスを受けられて、嬉しかった」などのポジティブな感情だけではありません。「商品への不満」「接客態度やサービスが不快」など、ネガティブな感情であることも多いです。
そのようなネガティブな投稿に自社が晒されてしまったときに、適切なアクションを取れれば逆に好感度が上がるでしょう。
ユーザーとのコミュニケーションの取り方
- ポジティブ感情の投稿を見つけて、お礼を添えたリツーイトをする
- 商品・サービスに対する不満などネガティブ投稿には、使い方の説明やお詫びなど誠実にコメントをする
- SNS上での対応に限界がある場合、別途URLで詳細ページに誘導
また、トラブル時にもいち早くユーザーへ最新情報が届くように工夫しています。
- 通信障害
- 配信時間変更
- 災害時の対応
- 配送遅延
SNSを運用するうえでは、新規投稿だけでなく、トラブル時の対応などサポート体制をしっかりと整えると良いでしょう。
まとめ
この記事では、SNSの企業アカウント9選と成功事例に共通する人気の秘訣について、詳しく解説しました。ブランディング効果が高く、低コストで自社商品・サービスをPRできるSNSはマーケティングに適しています。
統一感のある投稿で自社ならではの強み・魅力をしっかり打ち出している企業アカウントは特に人気があります。
親近感をアピールするだけではなく、顔が見えないやり取りだからこそユーザー目線に立ち“丁寧に接する姿勢”が伝わるようなアカウントを運用しましょう。