【最新版】SNSの動向調査データまとめ!特徴、利用状況などを解説

【最新版】SNSの動向調査データまとめ!特徴、利用状況などを解説
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マーケティングを実施するうえでは、利用率などSNSの最新動向を把握することが欠かせません。

「SNSを運用するにあたって最新動向やデータが知りたい」

「利用目的や普及率は?」

という企業担当者のために、この記事では最新版のSNS動向調査データを詳しくまとめました。
媒体別の特徴や利用状況などもあわせて解説!

これを読むと、SNSマーケティングに必要な情報がわかります。
また、企業がSNSをマーケティングに活用するメリットも紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

SNS|利用状況の調査結果

SNS|利用状況の調査結果

総務省のデータによると、2020年時点で個人のインターネット普及率は83.4%となっています。

端末別で見ると、

  • スマートフォン 68.3%
  • パソコン 50.4%

と発表されており、日常生活の一部としてインターネット自体が欠かせない存在に。また、パソコンよりもスマートフォンを利用するユーザーが増えた影響を受け、SNSの利用者数も目立つようになっています。

続いて、年齢別のSNS利用状況についてはこちらをご覧ください。

SNS|利用状況の調査結果1

総務省:令和3年度版 情報通信白書

各媒体によってユーザー層にバラつきはあるものの、10~60代と幅広い層で過半数がSNSを利用していることがわかります。もはやSNSは若者だけのものではありません。

SNS|利用状況の調査結果2

ICT総研:2020年度 SNS利用動向に関する調査

続いて、ICT総研のデータによると、“2015年末時点~2022年末時点にかけて、SNS利用者数は1,753人増加する”見込みとなっています。オンライン化が進むなかで、今後もSNSはさらに普及していくでしょう。

SNSマーケティングツールについて解説した記事がありますので、こちらも参考にしてください。

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SNS|利用率の調査結果

SNSマーケティングを外注するメリット3つ

SNSの利用率を見ていきましょう。この項目では、NTTドコモ モバイル社会研究所のデータを紹介していきます。

媒体別の利用率は次のとおり。

SNS|利用率の調査結果1

NTTドコモ モバイル社会研究所:2021年1月度 スマホ・ケータイ所有者のSNS利用動向

上記データによると「LINEが81.1%」と国内で圧倒的に浸透しており、次いで「Twitterが41.0%」と国内で2番目にユーザー数が多いことがわかります。

次は年代別の利用率をみてみましょう。

SNS|利用率の調査結果2

NTTドコモ モバイル社会研究所:2021年1月度 スマホ・ケータイ所有者のSNS利用動向

年齢別では、LINEは10~60代の幅広い世代に利用されており、Twitterは若年層(10~20代)から高く支持されています。

このように、各SNSが持つ特性によって、ユーザーの年齢層は大きく変化しています。
したがってSNSマーケティングでは、各SNSの特性を理解したうえで、ターゲットとなるユーザー層に合ったSNSを運用することが重要となるでしょう。

SNS|利用目的の調査結果

SNS|利用目的の調査結果

SNSを利用する目的として、以下が挙げられます。ICT総研が発表したデータをご覧ください。

SNS|利用目的の調査結果1

ICT総研:2020年度 SNS利用動向に関する調査

上記データによると、「知人の状況を知りたい」「人とつながっていたい」などの目的で利用する人がほとんどで、コミュニケーションを求めて使うユーザーが目立っています。

一方で、近年はGoogleなどの検索エンジンの代わりに“情報収集する手段”として活用されることも多いです。SNSに搭載されている「ハッシュタグ機能」を用いた検索方法(=タグる)は気軽にリサーチでき、Google検索(ググる)よりもトレンドやリアルな情報をキャッチできる点がメリット。若者のあいだではWeb検索よりもSNS検索を利用する傾向が強まっています。

このように、SNSの利用目的は多様化しています。
さまざまなユーザーの利用方法に対応し、SNSマーケティングで活かせるように、動向を把握しておきましょう。

主要SNSのユーザー数や特徴

主要SNSのユーザー数や特徴

主要SNSのユーザー数や特徴を説明していきます。SNS運用を行っていくうえで、ぜひ参考にしてください。

  • LINE
  • Twitter
  • Instagram
  • Facebook
  • TikTok
  • YouTube

SNSの使い分け方を紹介した記事もあります。

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LINE

LINE

ユーザー数:8,900万人

年齢層:10~60代

利用目的:連絡手段

企業利用率:31.1%

LINEはメッセージアプリとして、国内において圧倒的なユーザー数・アクティブ率を誇っています。利用しているユーザーは8,900万人で“国民の約70%以上”。年齢層も10~60代と幅広く、リーチ力が高い点も強みでしょう。主な利用目的は「連絡手段」となっており、日常的にアプリを開く人が目立ちます。

また、LINEの企業利用率は「31.1%」で、以下のような特徴があります。

  • 見込み顧客との接点を確保しやすい
  • 集客・リピート促進向けの機能も充実
  • メッセージング効果も期待できる

今や従来のメールに取って代わったともいえるLINE。
企業が届けたメッセージは、電子メールよりも読んでもらえる可能性が高いことがわかっています。
そのため、メルマガ効果も期待できるでしょう。会員サイトのようにユーザーが個人情報を入力する必要がなく、タップで「友だち追加」できる気軽さから、見込み顧客との接点を確保しやすい点もメリットです。

加えて「メッセージのやり取り」「クーポン配信」「ショップカード機能」といったものを取り入れて、自社の認知度向上に努めている企業も。宣伝に使うための基盤がしっかり整備されており、集客・リピート促進向けの機能が充実しています。

X(Twitter)

X

ユーザー数:4,500万人

年齢層:10~40代

利用目的:最新情報、リアルタイムでの情報収集

企業利用率:56.2%

10~40代とさまざまな年代のユーザーが集まるX(Twitter)。ほかのSNSと比較すると、「興味・関心を軸とした関係性でつながれる」「独自のカルチャーや文脈が存在する」SNSとして有名です。140文字以内でテキスト投稿(=ツイート)する仕組みを採用しているため、思ったときに気軽に情報発信・共有できる点も魅力でしょう。加えて、「拡散性が高いこと」「リアルタイム性に優れていること」を強みとしています。

また、Xの企業利用率は「56.2%」で、以下のような特徴があります。

  • 自在にブランディングを行える
  • 爆発的な拡散(=バズる)にも期待できる
  • ユーザーとのコミュニケーションも図りやすい

Xでは「独自のキャラクター性を打ち出す」「専門的なツイートを継続的に発信する」ことで企業の知名度向上・イメージ構築を行っている企業が多いです。投稿する内容次第で、自在にブランディングを行えるでしょう。

投稿が爆発的な勢いで拡散されることも特徴で、自社の投稿が話題となってTwitter以外のメディアで取り上げられれば、集客につながる可能性が高いです。「ツイートの返信機能」「リツイート機能」などにより、ユーザーとのコミュニケーションも図りやすいため、自社ファンの獲得・育成にも役立つでしょう。

Instagram

Instagram

ユーザー数:3,300万人

年齢層:20~30代(女性メイン)

利用目的:有名人・著名人などの投稿の閲覧

企業利用率:詳細不明

Instagramは写真・動画に特化したSNSで、主に20~30代の女性から高い支持を得ています。いわゆる「インスタ映え」という言葉が示すように、“目を引く写真・魅力的な写真”が掲載された投稿が人気です。これまでに「ストーリーズ」「リール」「IGTV」といったさまざまな機能が登場し、場面に応じてさまざまな使い方ができるようになっています。

  • ほかのSNSと比べて、拡散性が低い
  • ファッション・コスメなど、“視覚的にPRしやすい商材”におすすめ
  • 自社のブランディングを強化しやすい

といったように、Instagramは写真や動画を用いて、商品・サービスの強みをダイレクトに訴求できます。そのため、ファッションやコスメといった商材を扱う企業のマーケティングに適しているでしょう。一つひとつの投稿に統一感を持たせることで「あの商品といえばこの企業」というブランディングを強化することも可能です。

一方で、「リツイート機能(Twitter)」「シェア機能(Facebook)」といった“情報を共有するための機能”が搭載されておらず、ほかのSNSよりも拡散性は低くなっていますが、ハッシュタグをつけることにより検索でヒットするようにしたり、「リポスト」といってストーリーや投稿でほかの人の投稿を引用する機能があります。

Facebook

Facebook

ユーザー数:2,600万人

年齢層:30~40代

利用目的:ビジネス目的

企業利用率:86.4%

Facebookは実名登録制のSNSで、ユーザー数は2,600万人・年齢層は30~40代の人がメインとなっています。ビジネス目的などのフォーマルな用途で利用されることが多いため、実際に面識がある友人・知り合いだけでなく、会社の同僚や取引先の相手などとつながるケースも。メッセンジャー機能が搭載されているため、特定の相手と個別にやり取りしたいときにも活躍します。

また、Facebookの企業利用率は「86.4%」で、以下のような特徴があります。

  • 写真・投稿の自由度が高い
  • ユーザーを“巻き込む”企画・投稿に強い
  • 細かいターゲティング設定が可能

Facebookは文字数制限がなく、写真や投稿の自由度が高くなっています。ほかのSNSより細かいターゲティング設定も行えるため、広告予算に余裕がある場合は「まずはFacebookから検討する」と考える企業も多いようです。さらに、オフラインイベントでの集客など幅広い用途で活躍するため、ユーザーを“巻き込む”企画・投稿に強いといえるでしょう。

TikTok

TikTok

ユーザー数:950万人

年齢層:10~20代

利用目的:人気になりたい、面白い動画が見たい

企業利用率:詳細不明

TikTokはZ世代(10代前半~25歳まで)を中心に利用者が伸びているSNSで、15~60秒のショートムービーを投稿・閲覧できます。シンプルな操作性で、誰でも簡単に操作できるという“投稿ハードルの低さ”もメリットでしょう。動画撮影時には「0.5倍速」「2倍速」など早さを適宜調節もOK。アプリ内に搭載された加工機能を用いて、コンテンツ作成を行える点も魅力です。

Z世代から人気を集めているTikTokは、若年層へのターゲティングに強いのが特徴。
若者をターゲットにする業種、若者へのアプローチを考えている企業におすすめのSNSといえます。

  • 若年層へのターゲティングに強い
  • 起動回数が多い
  • 海外向けにも利用可能

さらに、ほかのSNSと比較してユーザーの反応率が高く、ITmediaマーケティングが発表したデータによると、「TikTokユーザーの2割がコンテンツを見たあとに検索などの行動を起こしたことがある」「5割のユーザーはハッシュタグをつけて投稿したことがある」という結果も公表されています。

1日の平均使用回数は

TikTok:43.4回

Twitter:15.5回

とTikTokの平均使用回数がTwitterと比較して約3倍となっており、起動回数が多いことがわかります。スキマ時間に手軽に利用できる分、ユーザーは投稿を目にする機会が増えるといえますね。

加えて、全世界に約10億人のユーザーがいるため、「グローバルに展開していきたい」という企業のマーケティングに適しているでしょう。

YouTube

YouTube

ユーザー数:6,500万人

年齢層:10~50代

利用目的:暇つぶし

企業利用率:詳細不明

YouTubeは世界最大の動画共有サイトで、世界では10億人以上のユーザーに利用されています。アカウントの作成自体は無料、「動画アップロードは無制限」「不特定多数へ向けて発信」ができるようになっています。国内では10~50代とさまざまな世代に支持されており、隙間時間にアプリをチェックする人が多いようです。

  • データ蓄積が可能
  • YouTubeアナリティクスを活用できる
  • 費用対効果が高い

YouTubeは、一度アップロードしたコンテンツはYouTube上に保存されるようになっています。自社の伝えたいことがデータとして蓄積されていくため、視聴者へのアプローチや訴求をスムーズに行えるでしょう。

さらに「YouTubeアナリティクス」というツールを無料で活用できます。このツールを使えば、動画へのアクセス数や視聴時間の把握もできるため、自社のチャンネル分析を無料で実施OK。動画広告を用いれば、広告費などのコスト削減も期待できるため、費用対効果も高いといえます。

各SNSの最新動向データや特徴について、詳しく解説しています。

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SNS|ユーザーの消費行動に関する調査結果

SNS|ユーザーの消費行動に関する調査結果

続いて、SNSユーザーの消費行動に関する調査結果をまとめました。

SNSを参考にして、購買行動を起こす人の割合は以下の通りです。

SNS|ユーザーの消費行動に関する調査結果1

ゼネラルリサーチ株式会社:【2021年最新】SNSの動向調査(全国の10代〜50代男女が対象)

このように、

  • 10代:71.9%
  • 20代:61.9%
  • 30代:52.6%

上記年代の過半数以上の人が、SNSに投稿された情報(企業が発信した情報、商品やサービスを実際に使った人のレビューなど)を参考に商品購入を決めています。

また、ユーザーが参考にしている媒体に関する情報はこちらです。

SNS|ユーザーの消費行動に関する調査結果2

SMMlab:【2020年最新版】5大SNSユーザーによる「SNSをきっかけとした購買行動・口コミ行動調査結果」

上記データによると、企業やブランドの情報収集にあたって「Twitterが最も浸透している」という結果に。“誰でも気軽に参加できる”キャンペーンなどを積極的に取り入れ、より多くの顧客を獲得できるよう工夫している印象を受けます。

SNSはマーケティングでも大活躍!

SNSはマーケティングでも大活躍!

最後に、SNSがマーケティングに取り入れるメリットを解説していきます。

ユーザーの消費行動を大きく左右するSNSは、マーケティングに大活躍するといえるでしょう。このように、SNSをマーケティングに取り入れれば多くのメリットがあります。


認知度向上を狙える

SNS上では趣味・嗜好が近いユーザー同士がつながっているケースも目立つ。自社をアピールするコンテンツを配信、誰かがそれを拡散すれば関心度が高い別のユーザーにも認知拡大していける。


自社のブランディング強化


自社の情報を継続的に発信していけば、「〇〇(商品・サービス)といえば、この会社」という印象をユーザーに与えられる。

ファンの獲得・育成に効果的


気軽にコミュニケーションが取れるため、誠実に対応していけば信頼関係を深めていける可能性が高い。

SNSの特性をうまく活かせば、集客率向上に大きく貢献するでしょう。したがって、「商品・サービスの知名度を上げたい」「自社のファンを増やしたい」と考える企業は、SNSを“販促ツール”として導入することをおすすめします。

まとめ

この記事では、最新版のSNS動向調査データを徹底解説しました。媒体別の特徴や利用状況なども紹介しましたが、いかがでしたか?

SNSは“コミュニケーションツール”以外においても、さまざまな場面で活躍しており、楽しみ方が多様化しています。今後も多くのユーザーから支持されていくでしょう。

また、各媒体によって特徴やユーザー層なども異なります。そのため、マーケティングに取り入れる際は、「自社の目的に合うもの」「客層に合うもの」を選択すると良いでしょう。

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