自社サイトへの集客を強化する際、Googleからの検索流入を増やすことは多くのビジネスにおいて重要です。
ユーザーがGoogle等の検索エンジンでキーワードを検索する際に、自社サイトが上位表示されるようにするための取り組みをSEO（Search Engine Optimization）、「検索エンジン最適化」と言います。
SEO対策を行うことで、自然とサイトへの集客数が増え、売上や問い合わせ等に繋がるようになります。
しかしながら、自社サイトのSEO対策を行う際、いきなり記事作成やサイトの改善などの施策を行うと、うまくいかないケースが多くあります。
最近はSEO対策に取り組む企業が増えてきており、しっかりと現状分析をした上で戦略を考え実行していかなければ成果を出すのは難しいでしょう。
まずは、自社サイトがGoogleでのSEOでどれくらい評価をされているのかをチェックし、現状分析を行ってみましょう。
現状分析を行うことで、自社サイトや各ページの課題が分かり、課題に合わせた施策を行うことができるようになります。また、実際に施策を行った後にも、しっかりと施策の効果をチェックし、更なる改善に取り組んでいく必要があります。
また、SEO対策を行い集客ができる検索エンジンは、「Yahoo!」や「Bing」などGoogle以外にも存在します。ですが、検索エンジンとしてはGoogleが圧倒的にユーザー数が多いため、基本的にはGoogleでの検索結果をチェックしてSEO対策を行っていくのが良いでしょう。
今回の記事では、自社サイトのGoogleでのSEO評価をチェックする方法やポイント、オススメのツールについてまとめて解説させていただきます。
GoogleでのSEOをチェックするには？
自社サイトのGoogleでのSEO評価をチェックする方法は様々ありますが、まずは実際に自身でGoogle検索を行い検索結果をチェックしてみることをオススメします。
実際に検索をしてみることで、どのようなキーワードで自社のサイトが表示されるのか、現状はGoogleのSEOでどれくらい評価されているのかなど、具体的なイメージが持ちやすくなります。
次に、ツールを活用してGoogleでのSEOをチェックするのもオススメです。
ツールを活用することで、効率的に自社サイトのGoogleでのSEO評価をチェックすることができるようになります。
記事の後半ではGoogleでのSEO評価をチェックできるオススメのツールをまとめて紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
GoogleでのSEOでチェックするべきポイントは？
では、GoogleでのSEOをチェックする際は、どのようなポイントを見ておくと良いのでしょうか？
ここからは、GoogleでのSEOでチェックするべきポイントについて解説させていただきます。
狙いたいキーワードでの検索順位
まず、自社が狙いたいキーワードでGoogle検索をしたときに、自社のサイトが上から何番目に表示されるのかをチェックしておくことが重要です。
狙いたいキーワードでの検索順位を把握することで、状況に合わせたSEO対策が行えるようになります。
例えば、既に狙いたいキーワードで検索上位に表示されている記事やページがある場合は、それ以上その記事やページを改善しても集客を増やすことは難しいと考えられます。その場合は、他に狙うべきキーワードを考えて対策を進めていく必要があります。
狙いたいキーワードで自社サイトの記事やページが表示されない場合は、対応した記事やページを作成したり改善したりすることで、検索上位に表示される可能性があります。
GoogleでのSEO対策を進めていくと、自社サイトの対応した記事やページが少しずつ狙いたいキーワードでの検索上位を取れるようになってきます。
注意点として、Googleでの検索結果で表示されるサイトの順番は、今までの検索履歴や住んでいる場所等の様々なデータを元に人それぞれカスタマイズされています。
自社サイトの検索順位を確認する際は、ブラウザのシークレットモードや、記事の後半で紹介するような検索順位チェックツールを活用してチェックするようにしましょう。
下記の記事では、SEOにおけるキーワードの考え方について具体例を含めて解説しています。対策するキーワードの考え方が分からないという方は、ぜひ合わせてご覧ください。
記事やページを公開してからの検索順位の変化
次に、自社サイトで記事やページを公開してからのGoogleでの検索順位の変化についてもチェックをするようにしましょう。
自社サイトのGoogleでの検索順位の変化をチェックすることで、自社のコンテンツが評価されてきているのか、評価が下がってきているのかが分かります。
狙いたいキーワードに対して最適な記事やページの作成をすることができれば、少しずつコンテンツが評価され、Googleでの検索順位が上がっていきます。
Googleでの検索順位が上がらなくなってきたら、競合のサイトと比べて自社のサイトが何かしらの点で評価が劣っていると考えられます。それはコンテンツの質かもしれませんし、サイト構成や被リンクなどの問題かもしれません。自社サイトの検索順位は様々な要因によって変わってしまいます。
SEO対策で施策を行った後もやりっぱなしにはせず、定期的に現状を確認して、改善を続けていくことが重要です。地道にPDCAを回すことで、次第に成果に繋がるはずです。
また、Googleの検索順位を決めるアルゴリズムは不定期で変更される上、競合となるサイトの取り組みも日々変わっていきます。様々な要因で、検索上位を取れていた記事やページが上位表示されなくなり、SEOでの集客ができなくなるという事はよくあります。
定期的に狙いたいキーワードでの検索順位の変化をチェックすることで、異変に早く気づき、早急に対策を行うことができるようになります。
自社サイトで既に流入があるキーワード
次に、自社サイトで既にGoogle検索からの流入があるキーワードがどのようなものなのかについてもチェックをするようにしましょう。
自社サイトで既に流入があるキーワードをチェックすることで、既に集客ができているページを改善したり、関連度の高いキーワードを対策したりすることができます。
Googleで検索上位に表示されている記事やページは、すでに集客ができている状態であるため、少しの改善をするだけで売上や問い合わせに繋がる可能性があります。
例えばですが、商品やサービスの訴求を増やしたり、検索ニーズに合わせて資料請求の動線を作成したりといった、ちょっとした改善でも大きな成果に繋がることがあります。
また、サイトの運営を行っていると、予想をしていなかったようなキーワードでGoogle検索から流入されることもあります。
このようなキーワードは競合も見つけにくいキーワードであることが多く、うまく関連する記事やページを増やしていくことができれば更なる集客も期待できます。
競合サイトのSEO対策状況
最後に、競合サイトのSEO対策状況についてもチェックをするようにしましょう。
競合サイトのSEO対策状況をチェックすることで、自社のSEO戦略が考えやすくなります。
例えばですが、競合が力を入れてSEO対策を行っているキーワードがあれば、自社も取り入れることで集客や売上に繋がる可能性が高いです。
また、競合が力を入れてSEO対策をしているキーワードは避けて、自社は他のキーワードを狙っていくという戦略も考えられます。
SEO対策では、競合サイトの状況によっても自社サイトの戦略や成果の出やすさは変わってきます。自社の直接的な競合になるような企業のサイトはもちろん、自社が狙いたいキーワードで上位表示されている企業のサイトについてもチェックするようにしましょう。
GoogleでのSEOがチェックできるオススメのツール
ここまで、GoogleでのSEOでチェックするべきポイントについて解説をさせていただきました。
様々なポイントをチェックしておくことで、根拠を持ってSEO対策に取り組みやすくなります。
一方で、これらのポイントを日頃からチェックするのはなかなか大変だと感じるWEB担当者の方もいらっしゃるかと思います。
サイト内に記事やページが少ない場合は、キーワードごとに自身でGoogle検索をしてみることもできますが、対策キーワードが増えてくるとチェック作業だけでもかなり大変になってきます。
ここからは、GoogleでのSEOがチェックできるオススメのツールをまとめて紹介させていただきます。ツールを活用することで効率的にGoogleでのSEOがチェックできるようになるので、ぜひ活用してみてください。
Googleサーチコンソール
まず最初に紹介するのは「Googleサーチコンソール」です。
Googleサーチコンソールは、Googleが提供する検索順位のチェックツールです。
自社サイトに導入することで、ユーザーがどのようなキーワードから流入してきているのかが分析できます。
また、各キーワードでの平均検索順位もチェックできるので、検索順位が低く改善した方が良いページを見つけることも可能です。
Google公式の無料ツールでありながら、基本的なSEOのチェックはGoogleサーチコンソールだけでも十分可能です。自社サイトのSEOチェックをしたい方は、まずはGoogleサーチコンソールを導入してみることをオススメします。
検索順位チェッカー（SEOラボ）
次に紹介するのは、「検索順位チェッカー（SEOラボ）」です。
検索順位チェッカー（SEOラボ）は、指定したURLとキーワードでのGoogleの検索順位が無料で簡単に調べられるツールです。
シンプルなツールなのですが、一瞬で検索順位のデータが取得できるため、目視で検索結果を調べる必要がなく効率的に検索順位を知ることができます。
検索順位チェッカー POERD BY検索順位取得API
出典：検索順位チェッカー POERD BY検索順位取得API
次に紹介するのは、「検索順位チェッカー POERD BY検索順位取得API」です。
検索順位チェッカー POERD BY検索順位取得APIは、URLと５つまでのキーワードを入力することで、そのキーワードでの検索順位がチェックできるツールです。
Googleでの検索順位はもちろん、Yahoo！やBingでの検索順位もチェックできます。
複数のキーワードの検索順位を効率的に無料でチェックできるので、ぜひ活用してみてください。
GRC
出典：GRC
次に紹介するのは、「GRC」です。
GRCは、自社サイトの指定したキーワードでの検索順位が分析できるツールです。
Googleだけでなく、Yahoo！やBingの検索エンジンにも対応しています。
直近の検索順位に関するデータはもちろん、過去のデータも含めてグラフで分かりやすく分析ができます。
また、自社サイトの検索順位の変動をチェックできるだけでなく、競合サイトの検索順位の変動をチェックすることも可能です。
Googleや他の検索エンジンでのSEOを効率よくチェックしたい方にはオススメなツールです。
ラッコキーワード
出典：ラッコキーワード
最後に紹介するのは、「ラッコキーワード」です。
ラッコキーワードは、競合サイトのURLを入力することで、そのサイトがどのようなキーワードから集客をしているのか分析することができる無料ツールです。
競合サイトが集客しているキーワードの月間検索数や検索順位、想定流入数等がまとめてチェックできるので、効率的に競合調査が可能です。
競合サイトのSEOをチェックしたい方はぜひ活用してみてください。
まとめ
GoogleでのSEO対策を行う際は、まずは自社サイトがGoogleのSEOでどれくらい評価されているのかをチェックし、現状分析を行った上で施策を考えることをオススメします。
自社サイトがSEOで評価されるようになるまでは時間もかかりますし、一度評価されても様々な理由で検索順位が下がり、集客ができなくなってしまう可能性もあります。
今回紹介した方法やツールを使って、定期的に自社サイトのGoogleでのSEO評価をチェックするようにしてみてください。
