SEOの内部設計とは?これだけはやっておきたいチェックリスト20項目 

SEOの内部設計とは?これだけはやっておきたいチェックリスト20項目
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SEO設計をするにあたって、効果的な方法を知りたいと思われている人も多いのではないでしょうか?

SEOといっても、サイトの中身を設定することから記事の執筆方法までたくさんの対策方法があります。

本記事では、多種多様な業種のホームページ制作実績があり、お客様の目標に合わせたSEO対策で集客力を高めてきたキクシルがSEO設計で効果を出すために厳選した対策方法を解説します。

実際に自社メディアで集客を行っているプロの視点から、内部設計・外部設計それぞれの対策方法を紹介しますので、ぜひ参考にご覧ください!

目次

これだけはやっておくべき!SEO設計のチェックリスト20項目

まずはGoogleで検索順位を上げるためにやっておくべき20個のチェック項目です。

ページのチェックリスト5つ

  1. titleタグに対策キーワードが含まれているか
  2. h要素は適切な順番で使用されているか
  3. h1要素はメインコンテンツの見出しとなる位置に使用されているか
  4. テキストを画像で表現していないか
  5. 検索者の意図を満たすページになっているか

リンクのチェックリスト7つ

  1. レコメンドリンクの関連性は適切か
  2. 重要なページに内部リンクが集まっているか
  3. クローラ対策チェックリスト
  4. パンくずリストは設置されているか
  5. 適切なアノテーションタグが設置されているか
  6. ディレクトリ構造は自然な形になっているか
  7. 低品質なコンテンツがインデックスされていないか

モバイル対応チェックリスト7つ

  1. タップできる要素同士が近すぎないか
  2. 文字が小さすぎないか
  3. PC版とモバイル版でコンテンツに差分が無いか
  4. 画面の大半を隠す大きなインタースティシャルを使用していないか
  5. クリックしたくなるサイト説明文となっているか
  6. リッチリザルト対策(構造化データマークアップ)はされているか
  7. ファビコンは適切に設定されているか

その他のチェックリスト2つ

  1. Google Search Consoleに登録しているか
  2. Google マイビジネスに登録しているか

SEO設計の目的とは 

SEO設計の目的とは

SEO設計の目的は、SEO対策を行い自社サイトへ集客をすること。

SEO対策

SEO対策とは、検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)のことを言います。

検索エンジンとはGoogleやYahoo!のことを指し、検索エンジンから評価を得るための対策がSEO対策です。

分かりやすく言うと、自社ページや自社サイトを検索結果において上位に表示させることが目的です。

では、なぜSEO対策を行い検索順位を上位に表示させる必要があるのでしょうか?

答えは簡単で、検索結果において上位に表示されることができれば多くのアクセスを集められ、最終的には集客に結びつくからです。

例えば、下記の表をご覧ください。

2020年 Google表示順位別クリック率

1位では約30%あったクリック率が、2位では半減し約15%になります。10位ではクリック率が2.5%で、1位と10位では雲泥の差が開いていることが分かるのではないでしょうか。

クリック率が高ければ高いほどアクセスが増えるため、ユーザーが検索をした際の表示順位は最も重要です。

効果的なSEO対策を行うには、検索エンジン=Googleから求められるサイト作りやコンテンツ作成を意識しましょう。

SEOの内部設計と外部設計の違い

SEOの内部設計と外部設計の違い

SEO対策には、内部設計と外部対策の2種類の方法があります。

ここでは、SEO対策、そして内部設計と外部対策について解説します。

SEO内部設計

SEO内部設計とは、SEO対策の中でもサイト内部に向けて行う対策です。

SEO内部設計の例
  • サイトマップの送信
  • サイト内の構造を最適化
  • パンくずリストの設定
  • URLの簡潔化
  • キーワードの設定
  • h1タグの設定
  • h2やh3の構造を最適化
  • 画像ファイル設定
  • alt属性設定

内部設計の種類は膨大のため、全てを網羅したサイトやコンテンツ作りは難しいです。

また、内部対策をしたからといって、SEO対策の効果をすぐに実感できるわけではありません。ですが、内部設計では即時に行えることが多くあるため、まずは優先して対策することをオススメします。

具体的な内部設計の方法については「SEO内部設計で効果を出す4STEP」で解説します。

SEO外部対策

SEO外部対策とは、SEO対策の中でもサイト外部に向けて行う対策です。

SEO外部対策の例
  • 被リンクの獲得
  • サイテーションの獲得
  • SNS運用
  • SNSやYoutubeでの拡散
  • 拡散されやすいサイトやページ設計

SEO外部対策は、内部設計以上に長期間に渡って行う対策です。理由として、多くのアクセスやリンクを獲得するためにはSNSなども使用するため、日々継続して行う必要があるからです。

しかし、外部対策で効果を実感できれば、自社サイトやコンテンツ全体に良い影響を与えることができます。そのため、内部設計だけに偏ることなく、外部対策も並行して行うことが重要となります。

具体的な外部対策の方法については「SEO外部設計で効果を出す3つの方法」で解説します。

SEO内部設計で効果を出す4STEP 

SEOの内部設計と外部設計の違い

SEO内部設計で効果を出すためには、ターゲットとするキーワードや競合サイトの調査が欠かせません。

実際に使用する無料ツールなども含め、4STEPに渡って対策方法を解説していきます。

1.サイト設計をする 

内部設計を行う上で、最初に決めるべきことがサイト設計です。

よくある間違いとして多いのが以下のパターンです。

  • サイト設計前に記事を書き始める
  • 記事が多くなってからカテゴリ分けをする

いきなり記事執筆を始めてしまうと、後からサイトの方向性がブレてしまうことや魅力的なコンテンツから遠のいてしまうことがあります。

そのため、最初にどのようなサイトを作っていくのかを明確化し、サイトのテーマ設定から始めましょうしましょう。

その後、カテゴリ分けや設定したテーマから記事の内容を考えていくことが理想的な流れです。

効果的なサイト設定をするためには、2つのポイントを押さえましょう。

  • Googleが求めるSEO設計
  • サイトテーマの設計

それぞれを解説していきます。

Googleが求めるSEO設計

SEO対策で高い効果を出すためには、Googleが求めるSEO設計が大切です。

Googleは明確なサイトの評価基準を公表していませんが、推奨している項目のひとつに「Googleが掲げる10の事実」があります。

  • ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
  • 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
  • 遅いより速いほうがいい。
  • ウェブ上の民主主義は機能する。
  • 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
  • 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
  • 世の中にはまだまだ情報があふれている。
  • 情報のニーズはすべての国境を越える。
  • スーツがなくても真剣に仕事はできる。
  • 「すばらしい」では足りない。
引用:Google「Google が掲げる 10 の事実https://about.google/intl/ja/philosophy/

Google が掲げる 10 の事実から読み取れることは、ユーザーの利便性を考えたコンテンツ作りを重要視している点です。

仮に無駄な情報が多いページであれば、ユーザーはそのページから離脱します。情報が足りなければ、他サイトも閲覧しなければならず、そのぶん手間が増えるでしょう。

したがって専門性や独自性があり、1つのサイトでユーザーの欲求を完結できるのが理想のコンテンツです。

自分のコンテンツを通してユーザーの行動や感情を考え、世にある中で最も魅力的なコンテンツを作っていきましょう。

サイトテーマの設定

サイトテーマを決める上では、Googleが公表している検索品質評価ガイドラインを意識しましょう。

検索品質評価ガイドラインとは、Googleがホームページに良い評価の基準として示したE-A-Tについて記載されています。

E-A-Tとは
  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trustworthiness(信頼性)

自分が決めたテーマにおいて、競合サイトよりも優れたE-A-Tであれば上位表示の可能性が高まります。

仮に「居酒屋」がテーマであれば、E-A-Tを強めるために「沖縄料理の居酒屋」や「日本酒が100種類以上おいてある居酒屋」などの特化したテーマ設定が効果的です。

自社の強みを最大限に活かし、E-A-Tを強めたテーマ設定を行いましょう。

2.キーワードの選定 

キーワードを選定する際には、ツールを使って効果が見込めるキーワードに絞りましょう。

キーワードを選定する上で重要となる2つのポイントを解説します。

キーワードボリュームの調査

最初に、どの程度検索されているのかを計る検索ボリュームを調査することが重要です。

検索ボリュームがなければそもそもアクセスを増やすことができず、対策するだけ無駄となる可能性があります。

例えば以下の2パターンを比べます。

  • パターン1
    競合は少ない・月間の検索ボリュームは10
  • パターン2
    競合は少しいる・月間の検索ボリュームは500

一見競合の少ないパターン1が魅力的に感じますが、検索された全てのアクセスを自社に集めたとしても月間のMAXアクセス数は10です。

しかしパターン2であれば、競合に負けて検索順位が3位だとしても月間50アクセス程度は集めることができます。

そのため、競合の良し悪しを考える以前に、検索ボリュームの量を知ることが大切です。

検索ボリュームはツールを使えば簡単に検索できます。

検索ボリューム判断ツール

  • Google キーワードプランナー
  • Ubersuggest
  • aramakijake.jp

Googleのキーワードプランナーが1番正確な数字を出せますが、使用条件としてGoogle広告の出稿が必要です。

Ubersuggestやaramakijake.jpでも、キーワードを入力すれば無料で調べることができるため、ぜひご活用ください。

サジェストキーワードの調査

サジェストキーワードとは、検索入力欄でキーワードを入力したときに、検索候補として表示されるキーワードのことを言います。

通常、関連性の高さや検索ボリュームの多いキーワードを検索エンジンが判断して表示する仕組みです。

サジェストキーワードを調査することで、ユーザーの検索意図やニーズを知ることができます。

「マーケティング」のサジェストキーワードは以下になります。

「マーケティング」のサジェストキーワード
  • マーケティング SEO
  • マーケティングとは
  • マーケティング アフィリエイト
  • マーケティング 資格

「マーケティング」のサジェストキーワードから以下のことが考えられます。

「マーケティング SEO」→マーケティングの中でもSEOについて知りたい
「マーケティングとは」→マーケティングについて知りたい
「マーケティング アフィリエイト」→マーケティングとアフィリエイトの関係性などが知りたい
「マーケティング 資格」→マーケティング業界の資格について知りたい

ユーザーの検索意図やニーズを知ることができれば、あとは求めているものを網羅したコンテンツ作成をするだけです。

コンテンツの内容を悩まれる人がいますが、実際はユーザーが求めているものを作るだけとなるため、調査をすれば自ずと内容が決まります。

サジェストキーワードはツールを使って調査しましょう。以下のツールであれば無料で使用できます。

サジェストキーワード調査ツール
  • ラッコキーワード
  • OMUSUBI
  • キーワードツール

サジェストキーワードは質の高いコンテンツ作りに欠かせないため、必ず調査することをオススメします。

3.競合分析から構成を考える 

キーワードを調査し選定したら、つぎに記事の構成を考えます。

記事の構成では、競合サイトよりも充実したコンテンツ作りを意識しましょう。競合サイトには無い内容だが、ユーザーが求めているであろう内容を盛り込むイメージです。

例えば、「マーケティング SEO」での構成を考えるとします。

検索上位のサイト内容
検索順位サイト内容
1マーケティング用語集
2SEO対策の概要・重要性・実施するポイント
3SEOの概要・コンテンツマーケティングの概要・SEOとコンテンツマーケティングの違い
4SEOの概要・SEMとの違い・SEOの歴史
5SEOの用語

上記のようなサイトが上位であれば、最低限入れるべき項目が以下です。

  • SEOの概要
  • SEOの重要性
  • SEOとコンテンツマーケティングやSEMなどとの違い

競合サイトより充実した内容を盛り込むのであれば、以下の項目を追加します。

  • SEO対策の具体的な方法
  • SEO対策のメリット・デメリット

「マーケティング SEO」と検索しているのであれば、まずは「SEOの概要から知りたい」というニーズを読み取れます。

概要を知った後は「実際にやることを想定した具体的な方法を知りたい」というニーズが出てくると考えられるため、予想してコンテンツの内容に入れたのが上記の例です。

より良いコンテンツを作るには、ユーザーの考えや行動を予想しコンテンツに反映させましょう。

まずは競合サイトの分析が重要です。上記の例では5サイトですが、検索結果ページの上位10サイトは最低限調べることをオススメします。

4.記事を執筆する 

記事の執筆ではSEOライティングを意識しましょう。SEOライティングとは、SEOに効果的な執筆方法です。

SEOライティング例
  • タイトルや見出しにキーワードを含める
  • 結論→理由の順番で執筆する
  • 指示語の使用はさける
  • 画像や図で分かりやすくする
  • 適切なタイミングで改行する

近年では、スマートフォン上で閲覧する人が増えました。そのため、長い文章が続いている場合や、文章のみで構成されたページはユーザーの離脱につながります。

最終的な集客につなげるためにも、ユーザーが読みやすい執筆を心がけましょう。

5.サイトの構造を最適化する 

サイトの構造は、SEO内部設計において重要な要素の1つです。ユーザーだけでなく、検索エンジンにとっても分かりやすい構造である必要があります。

ここでは、サイトの構造を最適化する方法を紹介します。

URLの簡潔化

URLはそのままにしておくのではなく、ユーザーにとって分かりやすくした設定が大切です。

何も設定していない場合はabc.com/example/id=1234のような表記となり、URLを見ただけではどのようなサイトであるかの判断ができません。

Googleが推奨しているURLは以下の基準です。

  • キーワードを含める
  • キーワードの間は-(ハイフン)と_(アンダーバー)を使用する
  • 英語で入力する
  • URLは短く分かりやすくする

「マーケティング SEO」のキーワードで対策する場合は、abc.com/marketing-seoが理想的なURLです。

URLの簡潔化は簡単にできるため、忘れずに対策しましょう。

リンク階層に注意する

リンク階層とは、サイトのトップページから何回のクリックでページへ移動できるのかを判断するものです。

SEOに効果的であるのは、1〜2リンクであると言われています。つまり、トップページから2回のクリックでどのページにも到達できるのが理想です。

ユーザーと検索エンジンから見やすく、分かりやすいサイト設計をしていきましょう。

SEO外部設計で効果を出す3つの方法 

SEO外部設計で効果を出す3つの方法

SEOでは内部設計だけでなく外部設計も重要です。

外部設計では、他サイトやブログに自サイトをシェアしてもらうことで、検索エンジンからの評価を得られます。そのため外部設計はすぐに効果が出るわけではなく、長期的に継続した対策が必要不可欠です。

ここでは、SEO外部設計で効果を出す3つの方法について解説します。

1.被リンクとサイテーションの獲得

外部設計の主な目的は、被リンクとサイテーションを獲得することです。

被リンクとサイテーションが多くあるサイトは、検索エンジンから信頼できる良質なコンテンツだと評価され、上位表示しやすくなります。

被リンクとは

他サイトやブログに設置された、自サイトに向けたリンクのこと

サイテーションとは

Web上で自社名や住所などの情報が記載されること

被リンクとサイテーションを獲得するためには、質の高いコンテンツであることが前提の上、広く拡散される必要があります。

いつどこで拡散されるか分からないためSNSやYouTubeを使って、常に情報発信することをオススメします。

2.SNSで拡散する

自社メディアを拡散させるためには、SNSが効果的な方法です。

特にFacebookとTwitterが拡散には向いており、短期間で急激に拡散される「バズる」可能性も十分にあります。

FacebookとTwitterが向いている理由は、それぞれにシェアやリツイートといった、拡散する機能が備わっているためです。仮にSNSでバズることができれば、高額な広告に匹敵するほどの集客効果が見込めます。

SNSは無料で誰もが始めることができるため、集客を増やしたいと考えている人は必ず活用すべきものです。

3.シェアされやすいサイト作りを行う

サイト内やページ内には、各SNSのリンクボタンを分かりやすく設置しましょう。

リンクボタンがなければ、どんなに良いコンテンツだとしても拡散されづらくなります。

トップページはもちろんのこと、ページごとにSNSのリンクの設置がオススメです。

広く拡散させるためにも、ユーザーがシェアしやすいサイト作りを心がけましょう。

まとめ

SEO設計で効果を出すための対策方法を解説しました。

内部設計は自サイトに向けて行う対策方法になり、外部設計は他サイトやブログなどからの評価を得るための対策方法になります。

まずは、本記事の項目が対策できているのかを確認し、できていない部分を無くしていくことが重要です。

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