SNS運用をするなかで、「この単語はどういう意味だっけ?」と悩む場面もあると思います。
そこで、この記事ではSNS運用に欠かせない用語37選をピックアップしました。
これまでに数多くのマーケティングやSNS運用を手がけたプロが、各媒体(LINE・X・Instagram・Facebook)でよく使われる専門用語や、ネットスラング用語まで幅広く解説!
「SNSを運用するにあたって専門用語を知りたい」という方や、
「そもそも一般的な用語から正確に意味を把握しておきたい」といった方にまで活用していただける用語集になっています。初心者でもわかりやすく一つひとつの用語をしっかりと説明していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
SNS用語|押さえておきたい基本10選
まず初めに、押さえておきたい基本的なSNS用語10選を解説します。
1.タイムライン
タイムラインとは、自身の投稿やほかのユーザーの投稿が時系列に並んだ画面のことです。
基本的には“上にいくほど新しい情報、下にいくほど古い情報が表示される仕組み”となっています。
ただし、媒体によっては独自のアルゴリズムを採用している場合もあり、時系列ではなく「おすすめ順」「ユーザーの関心度が高い順」の流れで投稿が並ぶケースもあります。
2.いいね/Like/ハート
いいね/Like/ハートとは、SNS上に投稿された内容に関して、次のようなプラス感情を表現するものです。
- 好き
- 面白い
- 共感できる
- 支持する
ユーザーによっては、Webブラウザの「ブックマーク」代わりに利用していることもあります。
3.フォロー/フォロワー/相互フォロー
SNSの機能を用いて、自身のアカウント上で特定のユーザーアカウントをフォローすることです。
フォローすると、次のようなことが可能になります。
- 友だちとして登録、追加が可能
- その人の投稿やいいね!など、共有した情報がタイムラインに自動的に流れてくる
フォローしていなかった場合、特定の人の情報を得るためには、その人のプロフィールを随時確認しなければなりません。しかし、フォローすれば、“気になる人”の情報が自然に手に入るようになるため、非常に便利でしょう。
また、SNSで自身のアカウントをフォローしてくれる人のことを「フォロワー」。
双方がフォローし合っている状態のことを「相互フォロー」と呼びます。
4.シェア
シェアとは「共有する」という意味で、友だちや知り合いが投稿した文章、気になる投稿を引用したり、拡散したりできます。
自分の興味のある情報を友だちにすすめることができるなど、ほかの人と手軽に情報共有を行える機能だといえるでしょう。
5.ハッシュタグ
#=ハッシュタグと呼ばれるものを指し、SNS上の投稿に対するタグとして利用されます。
ハッシュタグの後に特定のキーワードを加える(#〇〇)すると、投稿がタグ化。タグ化されれば、「同じキーワードでの投稿を瞬時に検索できる」「趣味・関心が似ているユーザー間で話題を共有できる」といったことができるようになります。
6.メンション
メンションとは、一般的に「話題にする」「少し相手に触れる」という意味を持ちます。
SNS上では「特定の相手へ話かける」といった意味合いで使われており、“複数のユーザーで話している中から、特定の誰かにだけ伝える・話しかける”ことを指します。
一般的には「@+ユーザー名」と利用されることが多く、Twitterでは「返信」をすると自動的に「@+ユーザー名」がつき、相手に通知されます。重要な情報が流れやすい場面においても、相手にメッセージを届けられる点がメリットです。
7.タグ付け
タグ付けとは、投稿した文章や画像にユーザー名・商品名などを追加できる機能を表します。
画像に写っている人をタグ付けすると、タグ付けされた相手には通知が届き、同じ投稿が自分のタイムラインに表示される仕組みとなります。また、ハッシュタグとは意味合いが変わるため、混同しないように注意しましょう。
8.ストーリー
ストーリーとは、24時間で消えてしまう投稿機能を指します。SNSのタイムラインとはまた別のもので、当初はInstagramのみに搭載されていました。現在はほかの媒体(LINE・Facebook )でも似た機能が登場。「リアクションの数を気にしなくて良い」などのメリットがあり、気軽に投稿できる点が強みです。
9.DM(ダイレクトメッセージ)
DM(ダイレクトメッセージ)とは、1対1でメッセージを直接やり取りできる機能を指します。X・Instagramでは「DM(ダイレクトメッセージ)」、Facebookでは「メッセンジャー」。
また、媒体によっては写真・動画などを送信できるケースもあります。非公開で特定の相手とコミュニケーションを取れるため、「ほかの人には見られたくない」などの個人的な内容はDMを活用すると良いでしょう。
10.ブロック
ブロックとは「特定のユーザーから自身の投稿を見られない状態にすること」「メッセージの送受信をできない状態にすること」を指します。基本的には相手にその旨が相手に通知されることはありません。
SNS用語|LINEでよく使われるもの4選
LINEでよく使われるSNS用語4選を紹介します。
11.トークルーム
LINEのトークルームとは、LINE上の友だちと「メッセージ」「画像」「スタンプ」「音声・ビデオ通話」などのやり取りができるところを指します。
- 個人トーク
- グループトーク
- 複数人トーク
- オープンチャット
- 公式アカウント
このように5種類のトークルームに分かれており、用途別に利用できる点もメリットでしょう。
12.スタンプ
LINEスタンプとはメッセージに挿入できるイラストのことで、テキスト代わりに送信できます。画像を添付したときよりも重くなく、読み込みに時間がかからない点も特徴です。
喜怒哀楽
感動
落胆
放心
お礼
お詫び
懇願
上記のように、さまざまな感情や心境を表したイラストが提供されています。スタンプを添えることで、言葉では伝わりにくい“ちょっとした感情の変化”を相手へ適切かつシンプルに伝えられるでしょう。
13.Keep
Keepとは、LINE上に保存できるストレージ機能を指しています。
テキスト
写真
動画
音声メッセージ
Word
Eecel
PDFファイル
このように画像や写真をはじめ、さまざまなものを保存できます。そのため、プライベートにとどまらずビジネスシーンでも活用しやすいでしょう。
14.投票
投票とは、LINEに搭載されたアンケート機能のことです。
- グループトーク
- 複数人トーク
- 1対1トーク
上記のように形式を問わず、質問内容を作成して回答を得られます。質問の作成者および回答者は、質問内容への回答を選択肢から選ぶだけでOK。回答者は画面に掲載された選択肢をタップすれば、投票完了となります。
SNS用語|X(旧Twitter)でよく使われるもの4選
X(旧Twitter)でよく使われるSNS用語4選を紹介します。
15.リプ/リプライ
リプ・リプライとは「返信」のことで、誰かの投稿に対して送信するツイートやその行為自体を表します。
公開範囲は基本的に全ユーザーになりますが、随時設定は可能。X上でだれかと交流するときには欠かせないため、やり方を把握しておくと良いでしょう。「ファンとコミュニケーションを図りたい」という企業にもおすすめしたい機能です。
16.リポスト
リポストとは、タイムライン上のツイートを「Re=再び、Post=投稿する」機能を指します。
自身のタイムライン上のツイートを“リポスト”すると、フォロワーのタイムラインにもそのツイートが流れてきます。また、同じくフォローしているアカウントが何かをリツイートすれば、自身のタイムラインにも表示されるように。
「この情報を拡散したい」となった際、非常に役立つ機能だといえます。
17.拡散希望
拡散希望とは「この情報を多くの人に知らせて欲しい」ということを意図したメッセージのこと。
主にpostなどで
【拡散機能】迷い猫が保護されました。飼い主を探しています。
などと用いられるケースが多いです。拡散希望のほとんどは、ポストの先頭に【拡散希望】のような形で追加されます。同様のメッセージとして「RT希望」と表現される場合もあります。
18.ファボ/ふぁぼ/ファボる
ファボ/ふぁぼ/ファボるとは、「いいね!」を押すことです。お気に入りを意味する「Favorite」をローマ字読みしたことが、この言葉の由来となっています。基本的にはXで多く使われていますが、FacebookやInstagramでも活用されています。
SNS用語|Facebookでよく使われるもの3選
Facebookでよく使われるSNS用語3選を紹介します。
19.ニュースフィード
ニュースフィードとは、Facebookを開くと最初に表示される画面のことで「自身がいいね!などのアクションをしたページ」「友だちがシェアした投稿」などが表示されます。
また、Facebookは独自のアルゴリズムが組まれており、単に「友達の投稿」「お気に入りの情報」がランダムに表示されるわけではありません。最も関連性が高いもの、魅力的なコンテンツが表示されるように働く仕組みを採用しています。ただし、設定次第では”時系列”で最新の投稿順に並べ替えることも可能です。
20.Facebookページ
Facebookページとは、Facebook内に個人アカウントとは別に開設できるページのことです。企業・ブランド・団体などが、ユーザーとの交流や情報発信を目的に運営するケースが多く、ビジネスシーンでもよく活用されています。
- ホームページ代わりになる
- 複数人でアカウント管理もOK
- 作成自体は無料
- 広告出稿も可能(※有料オプションを追加した場合)
Facebookページを作成すれば、上記のような効果が期待できるでしょう。企業などでも管理しやすいため、導入すれば運用もスムーズに行えます。
21.友達
友達とは「Facebookでコミュニケーションをとる相手」「実際に面識のある相手」を表します。友達として登録されたユーザーの情報は、自身のニュースフィードに表示されるように。
そのほか、次のようなアクションも可能となります。
友達の近況を確認
今いる場所を知れる
チャット対応
写真などの共有
友達として追加された相手と、Facebook上でさまざまなコミュニケーションを楽しめるでしょう。
SNS用語|Instagramでよく使われるもの4選
Instagramでよく使われるSNS用語4選を紹介します。
22.ポスト
ポストとは、写真や動画をタイムラインに投稿することです。
23.リポスト
リポストとは、ほかのユーザーの投稿を自身のアカウントで引用すること、シェアすることを指します。
24.キャプション
キャプションとは、投稿した画像に関する補足情報をテキスト入力できる機能です。写真・動画とともに“伝えたいメッセージ”を文字として表現できるため、ユーザーに対して“魅力・強み”をアプローチしやすくなるでしょう。
25.コレクション
コレクションとは「ブックマーク」のような機能を指し、アルバム代わりとしても活用できます。自分が見た投稿をテーマやカテゴリごとにまとめることが可能。後からでも投稿を見やすくできるため、非常に便利だといえます。
26.地図検索
地図検索とは、現在地をもとに周辺のスポットを検索できる機能のことです。この機能を活用すれば、よりスムーズに目的地(店舗・観光スポットなど)までたどり着きやすくなるでしょう。
27.ハイライト
ハイライトとは、本来なら24時間で消えてしまう”ストーリー”をプロフィール画面上に残せる機能を指します。
SNS用語|マーケティングには欠かせないもの5選
マーケティングには欠かせないSNS用語5選を解説します。
28.インプレッション
インプレッションとはメディアや広告が表示された回数を指しており、impと略されることも。
広告が1回表示されるごとに1カウント、それを1インプレッション(1imp)と呼びます。実際の効果を数値で知れるため、「具体的にどのような効果があったのか」という点を把握できる点がメリットです。
29.エンゲージメント
エンゲージメントとは、関与度・愛着・つながりなどを意味する言葉です。マーケティングにおいては、企業自体や商品・ブランドなどにおける消費者との深い関係性を指しています。
30.エンゲージメント率
エンゲージメント率とは、「1つの投稿に対してどれくらいのユーザーが反応したか」を具体的に表した数値のことです。
31.リーチ
リーチとは「広告に対して全体のうちどれくらいのユーザーが閲覧したか」を指します。一定期間に特定サイトに接触した人数、そのネットユーザー全体に対する割合(%)を表す場合が多いです。
32.UGC
UGCとは「一般ユーザーによって作成されたコンテンツ」のことです。
SNS
ブログ
動画投稿サイト
写真共有サイト
イラスト投稿サイト
電子掲示板(BBS)
プロフィールサイト
Wiki
ソーシャルブックマーク
このような各種ソーシャルメディアに投稿されたコンテンツをはじめ、それらに対する感想・レビューなどのコメントも含まれます。
SNS用語|代表的なネットスラング5選
最後に、代表的なネットスラング5選を解説します。
33.映える
映えるとは、SNSに掲載した写真が「目を引くものになっている」「魅力的なものになっている」ことを指します。
いわゆる「映える写真」はエンゲージメント率が高くなるケースがほとんど。そのため、ファッション・コスメなどを取り扱う企業は「映える写真」を活用すれば、”ビジュアル面でダイレクトに訴求しやすい”といえるでしょう。宣伝活動に活用していくとより効果的を発揮します。
34.バズる
バズるとは「ある情報が短期間で爆発的に話題が広がり、多くの人から注目を集めること」です。SNSにおいて、“圧倒的なスピードで情報拡散されたとき”によく用いられています。
35.リムる
リムるとは「フォローしていたアカウントを友達解除すること」「フォローから外すこと」を表します。主にXやInstagram上で使用されている用語です。
36.炎上
炎上とは、ユーザーの特定の投稿内容に関して、多くのユーザーから批判や誹謗中傷などを含む投稿が集中している状態のことです。ネット炎上を引き起こすことで、心理的・経済的損害が生じてしまうことも。
気軽に情報発信できるSNSだからこそ、「この内容を投稿して大丈夫か」「誰かを不快にさせる表現が含まれていないか」といった点をしっかり確認しましょう。
37.FF外から失礼します
FF外から失礼しますとは、「F(フォロー)とF(フォロワー)の外部から失礼します」という意味です。2012年からX(旧Twitter)で使用されており、現在では一種の暗黙のマナーに。無関係な立場からコメントする際に、冒頭に一言添えるという流れが一般的になっています。
まとめ
この記事では、SNS運用に欠かせない用語37選をピックアップしました。初心者でもわかりやすく紹介しましたが、いかがでしたか?
これまでに解説したように、SNSにはさまざまな専門用語があります。そのため、特有の用語を把握しておけば、さまざまなユーザーとのコミュニケーションもスムーズになるでしょう。
SNS上でやり取りをして信頼を深めていければ、自社ファンを増やせる可能性が高いです。集客率UPに大きく役立つため、ぜひ活用してみてくださいね!