Webサイトは訪問してくれる方に向けて、自身の店舗や商品・サービス内容をアピールするだけでなく、安心感や信頼感を与えて来店・契約に進みやすくする役割をもっています。
したがって、集客できるホームページのデザインは業種によって違います。
今回はエステサロンや美容業界のおしゃれなホームページを7つ厳選し、ご紹介!成功のポイントをわかりやすく解説いたします。ホームページ制作の参考にしてみてください。
エステサロン・美容業界のホームページの役割とは?
ホームページはどのような役割があると思いますか?
まず第一に「自身の店舗を広く知ってもらう」ことがあります。
しかし、それだけではありません。以下に、ホームページの役割をまとめました。
- エステサロンとしての「ブランディング」
- 店舗案内・サービス内容
- 購入をうながす
- メニュー案内
- 営業時間の変更や新商品などのお知らせ
- 新しいキャンペーン訴求
「新規」「継続」と分けていますが、
- 新規は、自身の店舗をまだ知らないユーザーに向けてアピールする役割
- 継続は、リピーターに向けての案内やサービス
となります。
店舗を運営し、利益を出すためには、新規顧客の獲得だけではなく、リピーターの確保も重要な課題となりますね。したがって、新規顧客・リピーターどちらにも使いやすいホームページにすることが大切であるといえます。
エステサロン・美容業界がホームページ集客を成功する5ステップ
エステサロン・美容業界のホームページで集客を成功させるためには、目的を明確にし、目標を立てて計画的にデザイン・制作をしていく必要があります。
2.ホームページの目的を明確にしよう
そもそも、ホームページで「成功する」とはどういうことでしょうか。
ホームページの成功とは、集客だと言い換えられます。
そして集客を成功させためには、ホームページの目的を考える必要があります。
- 新規契約を増やす
- リピーター・再来店率を高める
最終的な目的としては、上で挙げたようなものになると思います。
ホームページの役割・目的を明確に決めることで、ゴールが定まり、おのずと成功=集客アップへの道筋が見えてきますよ。
2.具体的な目標設定が重要!
しかし目的を決めただけでは、そこまでたどり着く方法がわかりません。
「集客アップさせるには、どのようなホームページにすれば良いか」を漠然と考えても、答えを出すのは難しいです。
したがって、ホームページの目的を達成するためには、具体的な目標設定が欠かせません。
- ホームページのアクセス数(訪問者数)を増やしたい
- ホームページからお問い合わせしてほしい
- リピーターに新商品の案内やキャンペーン案内を見てほしい
このように具体的な目標があれば、どのようなホームページにしたら良いか、デザインの方向性が決まってきます。
たとえばホームページからお問い合わせをしてもらうには、「お問い合わせボタン」の配置や導線を工夫する必要があります。リピーターに再来店を促すには、メルマガやSNSと連携することがおすすめです。
また、アクセス数を増やすには、SEO対策やアクセス解析を制作会社へ依頼すると良いでしょう。
3.ターゲットを決める
ホームページを作るときには「狙うターゲット層」をしっかりと定め、ブレずに制作することが重要です。
ひと口に美容業界のホームページといっても、
- 印象は強くないけれど、広い層に好まれる万人受けするデザイン
- 好き嫌いは分かれるけれど、狙った層にはピンポイントに深く刺さるデザイン
- 自店舗らしさを大切にした、ブランディングを重視したデザイン
などさまざま。すべての人に向けて訴求しようとすると、広く浅く誰にも深く響かないデザインになってしまいます。
したがって「誰に」「何を」伝えるためのサイトなのか、しっかりターゲットを考えてつくりましょう。
ターゲット設定について詳しく解説した記事がありますので、参考にしてください。
4.テーマカラーを決める
サイトのカラーは、どのように決めていると思いますか?
「自分が好きな色」でも良いのですが、安易にサイトのカラーや雰囲気を決めてしまうと、満足のいく効果は感じられないでしょう。
たとえば、自身が面接やオーディションに行くと考えるとわかりやすいかもしれません。
髪型や服装など選ぶには理由があるはずです。
「顔映りがいい色だから」「清潔感のある装いだから」…と、選ばれるために相手にいい印象を与えるものを選びますよね?ホームページも同じだと考えてください。
戦略を持ったサイト作りで、選ばれるホームページをつくりましょう。
5.自サロンならではの魅力を見つける
まだ来店したことのないお客さまには、あなたのサロンの技術はわかりません。
ホームページで「行きたい!」と思うほどの魅力を伝えることができなければ、「値段・立地・雰囲気」といった、ありきたりな要素で選ばれてしまうでしょう。そうして選んだお客さまは、すぐに他店舗にうつってしまう可能性が高く、リピーターにはなりにくいです
「安さ・クーポン」「駅チカ」のような立地や価格競争ではなく、自分の技術や顧客ができる体験に価値を見出し、ほかではなく「ここがいい」と思ってもらえるそんな必要があります。
他のサロンにはない、あなたの強みは何ですか?
「そんなもの思いつかない、普通だから…」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、たとえば丁寧なカウンセリングや独自の施術など、写真や文章でうまくアピールしましょう。
エステサロンは開業1年で50%、3年以内に90%が廃業に追い込まれている状況です。選ばれ生き残っていくためには自分のサロンの魅力(武器)を見つけること、なければつくっていくことが大切です。
ホームページをただ作るのではなく、きちんと魅力を伝えられる大きな武器にしましょう。
エステサロン・美容業界のホームページデザイン事例7選
では、エステサロンのホームページデザインの事例をご紹介しながら、成功のポイントについてみていきましょう。
1.Aroma House Champaca
岐阜県にあるアロマトリートメントやセラピストの育成、カラーセラピーなどを行うAroma House Champacaのホームページ。
近年ではホームページを開くと画面全体に大きく写真を掲載したサイトが多いなか、ページ上部に施術シーンをスライドで見せ、下部に写真を大きく掲載することで他店とは違う印象的なサイトに仕上がっています。全体の色調もヌードベージュの淡いトーンでまとめることでナチュラルで上品にまとまっており、幅広い年齢層の女性に支持されやすいデザインだといえるでしょう。
ホームページは「アクセスして3秒で印象が決まる」といわれています。
無数にあるエステサロンのWebサイトのなかに埋もれてしまわないように、印象づけることが大事。
こちらのサイトは万人受けするデザインのなかに、トップの写真の配置を工夫するなどして、他サイトと差別化することに成功しているホームページだといえます。
2.座禅荘 NAGARA
出典:座禅荘 NAGARA
岐阜のプライベートサロン 座禅荘 NAGARAのホームページ。
喧騒を忘れた森の中のリゾートに休息に訪れたような、上質な旅館のような佇まいを存分に活かした魅力的な写真で、自サロンらしい他にはない魅力・価値を確立しています。
こちらのサロンは立地的にみても、気軽に行ける場所ではないと思いますが、これをデメリットで終わらせてしまうことなく「豊かな自然とゆったりとした極上の時間が過ごせる」とメリットに変えて魅力をアピールすることに成功しています。
3.AMRTA六本木(アムリタ)
AMRTA六本木(アムリタ)のホームページは、ベージュやゴールド・ブラウンを基調とし、アクセントで暗めの赤(えんじ)色を使用し高級感と上品さを演出。メインターゲット層は少し高めの、35~40代くらいに合わせた雰囲気になっています。
ホームページを開くと最初に見えるファーストビューに、各ページへ推移できるナビゲーションメニューを配置することで、インターネットに慣れていない世代にもわかりやすくなっていますね。どんなメニューが受けられるサロンなのか、探している情報がすぐに見つかるホームページは離脱率も低い傾向にあります。
- インターネットがあってあたりまえの環境で育った若い方よりも、年齢層が高めの方はネットに慣れているわけではありません。
- わかりやすい場所にメニューがあると、迷いにくく、見やすいですね。ボタンはボタンだと見ただけでわかるようにしておく必要があります。
- おしゃれなデザインだけではなく、ターゲットとする層(ユーザー)のネット理解度や閲覧環境まで配慮してホームページを作りましょう。
メインターゲット層が絞りにくい場合は、サロンメニューの価格帯から考えてみてもいいでしょう。
その価格帯を継続して支払える人はどんな人でしょうか?
その人はどんなホームページが好きそうでしょうか?
ただ流行を追うのではなく、狙ったお客さまに届くホームページになっているかどうかが大切です。
4.ルミエ・パリ
出典:ルミエ・パリ
大阪市福島区に本社があり、大手百貨店の店舗内に限定して複数店舗展開をしているルミエ・パリ。
どの店舗も上質感のあるこだわった内装になっており、ホームページの前面に内装写真を出すことで、とても高級感のある雰囲気が伝わってきますね。ファーストビューに各店舗の電話番号・予約ボタンを設けることでお問い合わせや予約しやすい構成になっています。
施術メニューの写真は海外モデルを使用することで、異国のようなあこがれのイメージをつくっています。写真の背景も控えめにしたりぼかすことで特定店舗のイメージにならないよう工夫されています。
- 複数店舗あるサロンの工夫として、各ページの下部には必ず、各店舗の情報や電話番号・予約ボタンが設置されています。
- ホームページを作る場合には、必ず着地点(ホームページを作る最終の目標やゴール)を定めて作りましょう。
- サロンイメージを高めたいのか、予約が欲しいのか、商品の販売をしたいのか、新サービスの紹介がしたいのか、求人がしたいのかなど、目的を定めると何をのせる必要があるのかどうする必要があるのかわかってきます。
サイトに訪問したお客さまに提供できる価値(利益)をしっかりと伝えましょう。
まとめ
今回の記事では、エステサロン・美容業界のホームページ成功事例7選を紹介いたしました。
ぜひ今回の記事を参考にホームページの作成やリニューアルを検討してみてください。