「自社の商品やサービスを分かりやすくまとめたWEBページが作りたい!」
「採用向けに自社の魅力をアピールできるWEBページが欲しい!」
このような悩みを抱える企業は少なくないかと思います。
ただ、WEBページを作るのにはコストもかかりますし、社内にエンジニアが居なければ内容を編集をするのも難しいです。外部に制作を依頼する場合、制作期間も数週間から1ヶ月以上かかることも珍しくありません。
そこで活躍するのが「WEBページ作成ツール」です。
WEBページ作成ツールを活用することで、誰でも簡単にWEBページを作成することができます。
最近は様々なWEBページ作成ツールが登場してきており、その機能や特徴も多種多様。
今回の記事では、おすすめのWEBページ作成ツール8選を紹介していきます。基本的には紹介するどのツールも無料で利用をスタートできるため、気になるツールがあればまずは試してみるのも良いでしょう。
ぜひ、今回の記事を参考に、自社の目的に合ったWEBページ作成ツールを見つけて活用してみてください。
WEBページ作成ツールとは?
まず、そもそも「WEBページ作成ツール」とはどのようなツールなのでしょうか?
WEBページ作成ツールとは、プログラミング等の知識が無くても簡単にWEBページが作成・公開できるツールのことを指します。
「LP作成ツール」や「ノーコードツール」等と呼ばれることも多いです。ノーコードとは、「コードがいらない」という意味ですね。
このようなツールを使うことで、社内にエンジニアやWEB担当が居ない会社でも、簡単に効率よく目的に合わせたWEBページを作成できるようになります。
WEBページを作成する目的としては、自社の商品やサービスの販売、自社の採用広報といった目的の方が多いです。目的に合わせてページを作成することで、魅力的な訴求やデザインを作りやすくなります。
そして、近年では企業はもちろん、個人事業主や副業目的の方も多く利用しています。デザイナーやクリエイターの方など、ポートフォリオとしてWEBページを持っているという個人の方も多いですね。
また、「WEBページ作成ツール」と似たようなツールとして、「ホームページ作成ツール」というツールもあります。
WEBページ作成ツールとホームページ作成ツールに明確な違いはありませんが、1枚もののページを作るのが得意なのが「WEBページ作成ツール」、複数のページをまとめて作れたりブログの機能があったりするのが「ホームページ作成ツール」と考えると良いでしょう。
ただ、最近は多くのツールでWEBページもホームページも作成できるようになっています。その他の機能性やデザイン性、料金などで利用するツールは検討してみてください。
WEBページ作成ツールの活用例
では、WEBページ作成ツールは具体的にどのような場面で活用することができるのでしょうか?
WEBページ作成ツールの活用例について、いくつかのケースを紹介いたします。
商品やサービスを紹介するWEBページを作成する
まず、よくある使い方の一つが商品やサービスの紹介するようなWEBページを作成するケースです。
商品やサービスに特化したページを作成するため、「特徴」「使い方」「口コミ」「よくある質問」等の情報を具体的に掘り下げて説明していくことが可能です。通販系のビジネスでは、1枚のページに情報を詰め込んだ縦長のページもよく見かけますよね。
ただ、ページを作成しただけでは集客ができない点には注意が必要です。広告を配信したり、SNSでURLを掲載したりといった工夫を怠らないようにしましょう。
求人募集用のWEBページを作成する
次に、求人専用のWEBページを作成するケースもあります。
近年は多くの企業が人手不足に陥っており、求人をしてもなかなか人が集まってこない傾向があります。
そこで、求人募集に特化したページを作成することで、自社の魅力や仕事内容、福利厚生などを分かりやすく伝えようと工夫する企業が増えてきています。
商品やサービスを売るようなWEBページとは違い、学生や若手社員に興味を持って貰えるようなインパクトのあるクリエイティブを作成している企業もよく見かけます。
また、最近は求人募集に特化したWEBページ作成ツールも登場してきており、応募者の管理等もツール内でできるようになってきています。
セミナーやイベント用のWEBページを作成する。
次にセミナーやイベント用のWEBページを作成するケースもあります。
近年ではマーケティングの一環として多くの企業がセミナーやイベントを行うようになってきています。一方で、日々行うセミナーやイベントの度にページの作成をWEB制作会社に依頼していると、それだけで費用がかさんでしまいます。
WEBページ作成ツールを活用することで、セミナーやイベントの開催ごとに自社でページが作成できるようになります。セミナーやイベント運営に特化したWEBページ作成ツールもあり、フォームの作成や参加顧客の管理などの機能も付いています。
問い合わせや資料請求用のWEBページを作成する。
最後に、問い合わせや資料請求用のWEBページを作成するケースもあります。
WEBページ作成ツールの中にはフォームの埋め込み機能があるのもあり、ユーザーに問い合わせや資料請求をしてもらうためのWEBページを簡単に作成することも可能です。
機能としては問い合わせフォームだけでも十分ですが、それだけだとやはり味気なく感じる人も多いでしょう。しっかりとしたページを作り画像や文章を掲載することで、ユーザーに問い合わせや資料請求をしてもらいやすくなります。
WEBページの作成ツールおすすめ8選
では、WEBページの作成ツールには具体的にどのようなツールがあるのでしょうか?
ここからは、WEBページの作成ツールそれぞれの特徴と利用金額についてまとめて解説いたします。
STUDIO
出典:STUDIO
まず最初に紹介するのは「STUDIO」です。
コードを書かずに高度なデザインをすることができ、クオリティの高いWEBページが作成できるのが魅力です。デザインを細かく調整できる他、アニメーションの作成も可能となっています。
また、チームでWEBページを作成するための機能も充実しています。例えばですが、チームメンバーでリアルタイムでの共同編集ができるため、面倒なやりとりをせずにその場でページを改善していくことも。
作成できるページの自由度の高さから、予算の少ない中小企業はもちろん、大手企業でも採用されている人気のWEBページ作成ツールとなっています。
サービスは無料で利用することができ、プランを追加していくことでより多くの機能が利用できるようになっています。
ペライチ
出典:ペライチ
次に紹介するのは「ペライチ」です。
誰でも簡単に本格的なWEBページを作成することができ、中小企業や個人事業主、副業をする方に特に人気です。
ページのテンプレートが充実しており、「塾」「サロン」「飲食」「セミナー」など、業界や目的に合わせてページが作成できるのが便利です。
また、ページの作成だけでなく、フォームの設置や、予約システムの利用、メルマガの配信などもできるため、使い勝手の良いWEBページ作成ツールとなっています。
料金はペライチの広告が表示されるフリープランであれば無料で1ページ作成が可能です。料金プランは必要な機能に合わせて選択できるため、目的に合わせてコスパ良く利用できます。
Wix
出典:Wix
次に紹介するのは「Wix」です。
900以上のテンプレートを無料で利用することができる上、デザインは自由自在にカスタマイズできます。
ページ内のデザインはノーコードで自由にデザインができるほか、AI技術を活用したページの自動作成も可能です。
基本機能は無料で使うことができ、有料プランではWEBページにより多くの機能を追加していくことができるようになります。
ジンドゥー
出典:ジンドゥー
次に紹介するのは「ジンドゥー」です。
ジンドゥーを使えば、シンプルな操作で自分の求めるWEBページが簡単に作れます。
また、AI機能を使えば、面倒な手間をかける必要もなくWEBページを作成することも可能です。ページの作成にこだわりたい場合は、プロに制作を依頼することもできるのも特徴の一つです。
KDDIグループが運営しているためサポートも充実しており、困ったことがあれば日本人スタッフの方がしっかりと対応をしてくれます。
基本機能は無料で使うことができ、独自ドメインの利用や広告を非表示にする場合などは有料プランへの加入が必要となります。
Canva
出典:Canva
次に紹介するのは「Canva」です。
デザインツールとして有名なCanvaですが、実はWEBページの作成もできるようになっています。
数百万点の無料画像やアイコン、イラスト等を使うことができ、誰でもオリジナリティのあるWEBページを作成することが可能です。
また、ブランドキットという機能があり、自社のブランドイメージやブランドカラーに合わせた統一感のあるWEBページを作成することができるようになっています。
WEBページは無料でも最大5つまで公開をすることが可能。有料プランでは、独自ドメインの利用などができるようになります。
note
出典:note
次に紹介するのは「note」です。
noteはブログサービスのようなコンテンツプラットフォームですが、WEBページ作成ツールとしても利用することが可能です。
ブログ同様にテキストや画像を入力することができ、誰でも簡単に公開ができます。WEBページのデザインなどの細かいカスタマイズはできませんが、その分見やすく分かりやすいページができるのが魅力ですね。
また、ページを公開するとnoteを利用している他のユーザーにも見られるようになっているため、noteからの集客や拡散も期待できます。
noteは無料で利用することができ、有料プランでは独自ドメイン等のカスタマイズも可能になっています。
Peatex
出典:Peatex
次に紹介するのは「Peatex」です。
イベントの告知や検索に特化したサイトで、自社のイベントやセミナーを告知するためのWEBページが簡単に作成可能です。
作成したページからはユーザーの申し込みもできるようになっており、主催者側はPeatexだけで告知も顧客管理もできるようになっています。
また、有料チケットの販売も可能で、複雑な決済システムの導入も必要ありません。
Peatex内にはイベントやセミナーに関心のあるユーザーが多く集まっているため、ページを作成しただけでも集客がある程度期待できます。
Peatexは基本的に無料で利用することができ、有料チケットの事前決裁や追加の集客サポートをするためには有料プランが必要となってきます。
engage
出典:engage
最後に紹介するのは、「engage」です。
採用に特化したWEBページが無料で作成可能な珍しいツールです。
求人に特化した入力フォーマットが準備されているため、フォーマットに合わせて文章を入力するだけで効果的な採用ページが作成できます。
掲載した求人はIndeed等に対応しており、ページの作成だけでも求人への応募者の増加が期待できます。
さらに、応募者確認や面談設定、入社後のフォローツールなどの機能も充実。これだけの機能が無料で使えるのは驚きです。
求人の露出を高めたり、自社の採用活動を改善したりするための追加オプションはありますが、基本的な機能は全て無料で利用可能です。
まとめ
今回の記事では、WEBページ作成ツールの活用例や、おすすめのツールについてまとめて紹介いたしました。
WEBページ作成ツールを活用することで、エンジニアのいない企業でも自社だけでページを作成することができるようになり、マーケティング活動や採用活動の素早いPDCAが回せるようになります。
最近は無料で使えるWEBページ作成ツールが増えてきている上、それぞれのサービスの機能もかなり充実してきています。サービスごとに特徴や料金プランが違うため、自社の目的に合わせたWEBページ作成ツールを活用してみてください。